開催概要
| 開催日程 | 2024年11月15日（金） 13:10〜18:00 （レセプション：18:15〜19:30） 2024年11月16日（土） 9:00〜12:15 ＊企業ブースでの交流時間 11/15日（金） 10:00〜18:00（コアタイム：10:00〜12:50） 11/16日（土） 9:00〜14:00（コアタイム：12:30〜14:00） |
|---|---|
| 会場・開催方式 | 名古屋大学 東山キャンパス 対面による実施。 15日の一部のプログラムのみ、オンライン配信をいたします。 参加URLは申込者に連絡します。 |
| メインテーマ | 「PhDs, Change the Future」 |
名古屋大学総長
杉山 直
現代社会が抱える課題はますます複雑化しており、これらの課題に対処するためには、高い専門性とともに幅広い視野と汎用的なスキルを兼ね備えた博士人材の育成が極めて重要です。リーディング大学院や卓越大学院といった先進的な教育プログラムは、こうした人材の育成を目的として実施され、その成果は大学院教育全体の変革に広がりつつあります。
また、これらのプログラムを通じて育成された博士人材は、すでに国内外のさまざまな分野で優れた成果を上げています。その活動領域はアカデミアにとどまらず、産業界、政府・国際機関、起業など、多岐にわたっています。こうした動きは、博士人材の質を一層高めるとともに、社会全体における博士の評価にも変化をもたらしています。企業や官公庁・国際機関等においても、博士人材の採用に対する関心が高まっており、その価値を評価する動きが見られます。今や我が国のイノベーションのためには、博士人材の活用が必須であることは広く認識されてきています。例えば、本年3月には、文部科学大臣を座長とする「博士人材の社会における活躍促進に向けたタスクフォース」が、「博士人材活躍プラン〜博士をとろう〜」を取りまとめたところでもあります。
本フォーラムのメインテーマ「PhDs, Change the Future」には、現在博士課程に在籍する学生たちが、リーディングや卓越大学院の修了生たちの成功事例から学び、自身のキャリアと研究の未来像を具体化し、さらには広げることへの期待が込められています。本フォーラムは、企業関係者はじめ社会の多くの方々に対して、博士人材がどのように社会に貢献し得るかを理解いただく貴重な機会でもあります。特に、博士人材が持つ専門知識と高い問題解決能力、そして多様なスキルセットが、今後の社会の発展にどのように寄与するかについての理解が深まることを願っております。
このフォーラムが博士人材と社会の相互理解を深める一助となり、また博士人材が社会の未来を変革する力強い原動力となることを強く期待しております。
名古屋大学 副総長（教育・留学生担当）
大学院教育改革フォーラム2024事業責任者
藤巻 朗
気候変動、新たな感染症、世界的な人口増加と日本国内の人口減少、エネルギー・食料・水の枯渇、戦争や紛争など、私たちのまわりでは、さまざまな問題が複雑に絡み合って発生し続けています。グローバル化した現代社会では、一見関係なさそうなことが、多かれ少なかれ自身の生活に影響してきます。こういった問題の解決・解消・軽減化には、高度な専門性と豊かな発想力を持つあらゆる分野の博士人材の連携が不可欠です。
今回のフォーラムのテーマ「PhDs, Challenge the Future」は、このような背景のもと、2つの意図をもって設定しました。1つ目は、参加する博士課程の皆さまの研究が、どのような形で未来の社会に貢献し得るのかを、皆さま自身が考え直す機会を提供することです。このプロセスを通して、自らが抱く社会像に近づくには、何が足りないか、どういった方と協力すべきかを考えていただきたいと考えています。2つ目は、それを実現するための一歩を踏み出す機会とすることです。このフォーラムの中で、他の博士課程の皆さまの活動や修了した皆さまの活躍を見ていただき、従来の研究の枠を超えて挑戦する意欲を自身にかきたてていただければと思います。皆さまの活躍こそが、未来をつくる原動力です。このフォーラムが、次につながる勇気を持つきっかけとなれば、大変嬉しく思います。
